買うとは?/ レイク
[ 231] 404 Blog Not Found:2008年のお年玉で買うべき本10冊
[引用サイト] http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50977819.html
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貰う立場の人も、あげる立場の人も、そのお年玉で何を買ったらいいのかというのをずうずうしくも提案するという企画のEntryです。 あと、「お年玉」ということで、値段にもある程度気を遣いました。一口に「一冊」といっても「書評 - オックスフォード・サイエンス・ガイド」だったら一冊でお年玉なくなっちゃいますから。ただし、「安物」もなるべく避けています。2008年どころか向こう10年はもって欲しい、読み潰してもまたその時に買える本であって欲しいという気持ちもあるので。 今まで何度も書いて来たことですが、20世紀最大の発見はこの不完全性定理だったと私は考えています。その不完全性定理を理解するのに最高の一冊がこれです。 さいごに、ゲーデルの不完全性定理が「理論の終わり」ではなく、「新しい理論の始まり」になったこともつけくわえておきたい。(以下略) 不完全性定理は、「終わりの始まり」ではなく、「始まりの終わり」、いや「終わりの終わり」だと私は考えています。「可能性は無限」というのが、願望でもレトリックでもなく事実だということを、この定理は教えてくれます。他の有名な数学、例えばフェルマーの定理のように、数学者でないと理解できないほど難しいわけでもないというのもいい。成人であれば、必ず理解できるはずです。そして、理解しておくべきです。 この一遍の式は、確かに人類の至宝と呼ぶにふさわしい美しさがあります。しかし美しいだけではないんですよ、この式。すさまじい破壊力があります。この式の美しさには、戦闘機だとか軍艦だとかに通じる、力をともなった美しさがあります。 私の妻は、三角関数で引っかかって数学が嫌いになったそうです。しかしこの式にたどり着く前に挫折してしまうというのは、203高地にたどり着く前に倒れてしまうほどもったいないことなのです。なにしろ、この式を「制覇」してしまえば、三角関数はつるべ撃ちにしてフルボッコに出来てしまうのですから。 そのeiπ=-1という高地に上るための、最も易しく優しいガイドブックが、本書です。ですから、本書は「読む」のではなく「使う」必要があります。実際にページをめくるだけではなく、数式を「写経」してみてください。リズムをつかんで下さい。急ぐ必要はありません。この至宝は、誰でも時間をかければ上り切ることが出来る山なのですから。 数学の次は国語。そして国語といえばなんといってもこれ。高橋源一郎によると「本など読まない工業高校生に、どうやって読ませるか知恵を絞り尽くして編まれた」というのがこの三部作ですが、これを上回るアンソロジーは未だ存在しないと言い切って構わないほどよく出来た本です。 もう何度引用したかわからないのですが、こういうのを真理、というのでしょう。誰にでも理解でき、しかし誰もその境地には至れず、それゆえ誰もが目指さずにはいられない。高校生までには、この真理は知っておいた方がいいでしょう。一生かけて追い求めるに足りるこの真理を。 数学、国語ときたら英語。私は読むことを除けば書くも聞くも話すも英語の方が楽なのですが、それでも英語というのは知れば知るほど「ムカつく」言語ではあると思います。しかし、「つぶしが効く」ことにかけてはこれを上回る外国語もなく、それゆえきちんと「ムカつく」ことが出来る程度には使えるようになっておきたい言語でもあります。 その言語を習うに当たって、もっとも有効なのは、その言語でその言語を学ぶ、というものです。やり続ければわかりますが、翻訳というのは翻訳元言語よりも、翻訳先言語の能力がためされます。よって言語習熟の手段としてはあまり効率がよくないのです。 正直、はじめは英語であることと1000ページを超える厚さに面食らうと思います。しかしまずはダマされたと思って、見出しだけでも読んでみて下さい。先ほどのLongmanで充分間に合うような平易な表現で書かれているのがわかりますから。なんなら翻訳Webサービスを使ってもいい。 一つ注意点。「全部理解する」とは思わないで下さい。私だって全部は理解してません。特に話がtwister のところに入ると、「英語は理解しているはずなんだが内容理解しとるんかいな」という、なんだか滑りやすい道をスリップしながら進んでいるような感覚を味わっています。しかし、それはそれでいいのです。何度でも読めばいいだけの話ですから。 数国英理ときたら「社会」、といいたいところですが、これは一冊二冊本を読めばいいという世界ではないので、ここではバッサリスルーしちゃいます。その代わり、「学ぶこと」というメタな話題を少し考えることにしましょう。 学ぶにあたって、我々は先生というものをどうしても意識してしまいます。その先生とは、一体何者でしょうか。それを教えてくれるのがこの「先生はえらい」です。 404 Blog Not Found:ネット時代にも先生は「えらい」ままでいられるか?「学び」は、自分だけではなかなか成立しない。知識と知恵を得ただけでは駄目なのだ。その時、それを得た感動をわかってくれる人がいなければ。その「感動をわかってくれる人」というのは誰でもいいわけではない。自分が持っている知識と知恵をすでに持っている上で、それをたった今得た人の胸中にどういう感動が生ずるかをわかっている人でないとだめなのだ。だから当然知識と知恵があることは前提になる。が、それ以上にその人は、「学び」が人に何をもたらすかを知っていなければならない。 先生がなかなか見つからないとお嘆きのあなた、幻滅しないで下さい。そう簡単に見つからないのが、先生というものなのですから。 生徒の側から見て先生とは何か、を語ったのが前書ですが、逆に「先生とは生徒の前でどう振る舞うべきか」を教えてくれるのが、こちらです。 いいですか、これ、現代人は老いも若きも忘れちゃっているようなので、ともすれば忘れがちになる自分にも言い聞かせる意味で繰り返します。人は、必ず老いるのです。森高千里に歌われるまでもなく、おにいちゃんはおじいちゃんに、おねえちゃんはおばあちゃんになるのです。そして、「先生」というのは、文字通り「先に生まれた」人という意味でもあります。生徒より老いた人なのです。あなたは、生きていれば必ずどこかで誰かの先生になるのです。 そんなとき、どんなおじいちゃんおばあちゃんになりたいかを、あらかじめ考えておくことは、若くあるためにも、生徒であるためにも有益なのです。トンネルは両側から掘った方が速い。先生の側からも掘っちゃいましょう。 この梅田望夫という方は、中年です。おにいちゃんとおじいちゃんの中間にいる人です。おじちゃんという言い方もあります。実に難しい年頃です。おじいちゃんとしての振る舞いも、おにいちゃんとしての振る舞いも期待されているのですから。 そのおじちゃんが、おじちゃん、すなわち生徒でもあり先生でもあるという年頃において、何をしたらよいのかというのを考え抜いて、その考え抜いた結果だけではなく過程まで書いたのが本書なのです。 「まだわたしたちには早い?」いいえ、そんなことはありません。この本のタイトルでもある「ウェブ時代」では、誰もが「おじちゃん」ないし「おばちゃん」なのです。私は実年齢でも「おじちゃん」ですが、おにいちゃん達やおねえちゃん達を先生にすることも、おじいちゃんやおばあちゃん相手に先生することも実によくあります。 あなたはどんなおじちゃんおばちゃんになりたいですか?それが、社会におけるあなた、ということになると思います。その答えは、一つとて同じものはない。それがちょっとした強迫観念になっているところもありますが、そんな時に安心感を得る一番の方法は、他のおじちゃんおばちゃんがどう考えどうしているかを見ることです。 こうして見ると、なかなか壮観です。しかし、これは「はじめの10冊」ではあっても、これで全部まかなえるわけではありません。本当に「お年玉で買って欲しい」のは、10冊の本というより、そこから得られる「頭の空腹感」です。財布を空にするとさみしいですが、頭を空にすると本当に気持ちがいい。本を読んで頭を空にするというとなんだか矛盾して聞こえますが、本当なのだから仕方がない。快便には快食が欠かせないのです。 生まれて初めての給料を貰うので助言をください(バイト編)生まれて初めての給料を貰うので助言をください(バイト編)来月の15日あたりに生まれて初めて給料を貰います。と言ってもバイトで夏休みの間だけだったので一回きりの給料です。後期からはバイトはしないと思うのでお.... メモ:週刊東洋経済2007年決定版「経済・経営書ベスト100」こういう記事はアリなのかナシなのか。書店や図書館で探しやすいように書影を使いたい、と。すると著作権処理のできてるアフィリエイトの仕組みを使うことに... というエントリーを書いていて、今読んだらとっても!面白そうなので全部一気に買ってしまいたい気分です。 本当はもっと早く出したかったのだけど、三月は暇貧乏で。おかげですっかりマインドマップ的読書感想文に先を越されちゃいましたが、春休みはまだ残ってます。 いつも面白い本の紹介ありがとうございます。わたくしも、仕事がら英語がらみのことは多いのですが、ご紹介されていた、LDOCE好きで、20年前からの付き合いです。とくにコーパスベースになって、多色刷りになってから、使い勝手が劇的に便利になったように思います。私の、仕事机にも最新版と常時、ブラウザーにはonline版がタブでスタンバっています。 私も本は年間百冊は必ず読むので、貴ブログはいつも参考にさせていただいていますが、資産運用の関係で良い本があったら(出来れば単独ではなく特集形式で)、ぜひぜひ、ご紹介ください。 |
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